ソース原理の始まり
ソース原理はどう広がるのか
ソース原理に関する日本初の書籍『すべては1人から始まる』(英治出版)がいよいよ発売されます。
この本は、令三社が今のメンバーで立ち上がるきっかけにもなりました。また、令三社そのものが「最初の3年間はソース原理を限りなくピュアに実践する」ことを目指そうとしており、色々な点で意義深いタイミングになります。
世界全体から見渡してみると、今回の出版はソース原理が「西洋文化の外」に出る初めての機会でもあります。少なくとも、これほどまとまった形で届いたことはありません。
ソース原理の提唱者Peter Koenigはスイス在住のイギリス人であり、彼に学んだ人たちのコミュニティもヨーロッパが中心です。
Peterはとても実証主義的な人であり、「いまの原理が間違っている確かな証拠を持ってきてくれれば、私は喜んでいまの原理を書き換える」と語っています。
今回、初めて「西洋文化の外」へと広く届くことになるソース原理。これが「世界」で通じる普遍性のある原理だと確認できるのか? はたまた「日本の文化」から違った解釈や実践の証拠をPeterに提示して、ソース原理をさらに洗練させることに貢献できるのか?
日本に新たな知恵を取り入れるだけでなく、日本という持ち場を持つ我々だからこそ世界の進化に貢献できることは何か?今回の出版が、そんな双方向の知恵の循環のきっかけにもなれば嬉しい。
令三社/山田裕嗣
日本における「新しい組織」の系譜(ver1.0)
「ティール組織」が2018年に出版されてから、「新しい組織」についてたくさん議論されてきました。ただ、それ以前にも様々な知恵が創られ、学ばれ、実践されています。
では、それらはどのように繋がっているのだろうか?
最初はこの20年くらいに焦点を当て、「社会の変化」を背景に、「目指す経営の姿」「個人の変容」「人の関係性」「仕事・タスクのマネジメント」という4つに分けて、全体の流れを俯瞰しています。
ver1.0の正式版は10月下旬開催のイベントにて披露し、その後に一般向けに公開予定です。また、継続して更新するためのインタビュー・リサーチなども予定しています。
ソース原理のさらなる探求
出版を一つのきっかけに、ソース原理の探求を続けていきます。既にいくつかのイニシアチブが立ち上がり始めています。
詳細は、決まり次第また特設サイトなどでアナウンスしていきます。
●出版後の継続学習コミュニティ
ソース原理は「理解する」だけでなく、自らの実体験と繋げて「体感する」ことで初めて本当に理解が進みます。
この「本当の理解」のために、継続して学び続けられるコミュニティとしての形成を進行予定です。
●フィールドマッピングのソフトウェアMaptioの日本語対応
イニシアチブの関係を視覚的に明らかにすることは、ソース原理に基づいた組織運営で大切な役割を果たします。書籍の第9章もこのテーマについて書かれています。
著者トム・ニクソンが開発しているMaptioは、出版に合わせて日本語でも利用可能になる予定です。
● “A Little Red Book About Source” の精読
ソース原理に関して出版されているもう1冊の書籍です。令三社の青野さんがソースとなり、この本を深く読み進める活動が始まります。また、この本も翻訳・出版に向けて動くことも検討しています。
アクティブ・ブック・ダイアローグで読む『すべては1人から始まる ー ビッグアイデアに向かって人と組織が動き出す「ソース原理」の力』
参加者で分担して読み、語り合う読書会「アクティブ・ブック・ダイアローグ® (ABD)」
今回のABDは、『すべては1人から始まる ー ビッグアイデアに向かって人と組織が動き出す「ソース原理」の力』です。
10月26日に発売になる本書。
気になるから買った・・けど、読むのは少し先になりそうという方、いませんか?
積読したらもったいない!
アクティブ・ブック・ダイアローグという手法で分担して一緒に読みませんか?
(イベントページより一部抜粋)
【手放すTALK LIVE#34】トップダウン×ボトムアップから生まれる新たなリーダーシップ ~人と組織が動き出す「ソース原理」とは~
「すべては1人から始まる」〜work with source〜(トム・ニクソン著) を翻訳出版したばかりの令三社代表、山田裕嗣さんと、取締役青野英明さんをスピーカーにお迎えして、あたらしいリーダーシップ、あたらしい組織づくりについて語り合います。
(イベントページより一部抜粋)
「すべては1人からはじまる」の特設サイトにも掲載していますが、出版に合わせた特別企画を実施しています。詳細はぜひお気軽にお問い合わせ下さい。
①全国のイベントに翻訳メンバーを派遣します
(交通費+αでお伺いします。詳細はお問い合わせください)
②読書会主催の方にゲラを無償提供いたします
(出版社である英治出版に直接お問い合わせください)
③8月に開催された著者トムニクソンのウェビナーを無償公開
(動画はこちら)