自然の摂理に沿った経営
「自然の摂理に沿った経営」
「あるがままに委ねる」
「土壌を整え、種を植え、見守る」
「『しぜん』と『じねん』の違い」
2023年1月をもって一般社団法人を解散した、自然経営研究会。その法人格を格好の実験場としつつ、2018年からの5年間で「自然(じねん)経営」というキーワードの周りで探求・実践・発信を繰り返した。
この1ヶ月ほど、なぜかこの「自然経営」に言及することが多い。すべて海外の人と話す機会があるときだ。
1回目は、2021年に初めて英語でJINEN Managementを話したPodcastのホスト、Lisa Gillとの会話。未だにあのときの話は印象的だった、と言ってくれた。
2回目は、中国ハイアールのRanDenHeYi2.0が「プラットフォームから生態系へ」への変化だ、ということを整理して語ってくれたオランダのビジネススクールの教授Mark Greevenとのやりとり。
3回目は、先週末、日本人と西洋人が半々で参加した3泊4日の場で、「日本的な経営」の捉え方の一例として提示した。
2年前に一般社団法人を解散すると決めたときに、この言葉にまつわる探求は「停止」した。それでも、2年ぶりに準備時間5分で説明しても、スラスラと語れるくらいには、色んな考え方が今でも自分の思考と感覚に根付いている。
「日本的」な組織や経営を考えるうえで、自然経営という言葉にまつわる探求は、改めて再開しそうな兆しを感じる。
令三社/山田裕嗣
リサーチ
The 8th RenDanHeYi Model Forum and the Inaugural ZeroDX Awards
中国ハイアールが主催する人単合一(RenDanHeYi)フォーラム、および今回初開催となったZeroDX Awardsに参加してきました。人単合一(RenDanHeYi)1.0から2.0へ。これが大きなキーワードでした。
詳しくは日本語でも近日中にレポートしますが、同じく参加した方々のLinkedinの投稿が参考になります。
Dr. Annika Steiber
Janka Krings-Klebe
Svetla Parmakova
Desirable Futures
記事・イベント
【東京・大阪・福岡】ソース原理[入門+探究ガイド]の著者ステファン・メルケルバッハ氏、登壇!
ソース原理に関する2冊目の翻訳書の出版記念に、著者のステファン・メルケルバッハを招いた来日公演が東京・大阪・福岡の3箇所で開催されます。
「自社ならでは」のユニークな組織作りをするには~組織の次のパラダイムとは~
世の中にはユニークな組織が次々と生まれています。しかし、組織作りをしている我々の大半が組織作りについてはごくわずかの事例しか知らないのではないでしょうか。
今回のイベントでは様々な組織のユニークな運営方法、注目している企業、次に訪れているパラダイムとは、など幅広くお話しします。
Signs of the Shift; Insights from 20+ Japanese Organisations
ソース原理、マネーワークの第一人者であるナーディア(Nadjeschda Taranczewski)とともに、発刊したばかりの『Signs of the Shift』を題材とした公開収録を行います。
コンテンツ
唐澤俊輔さんとの楽屋トーク:後編 | 「貴重なお話」のあとに - 組織の進化の舞台裏 -
今回のゲストは、AImoha共同創業者COOでありStartup Culture Lab.所長も務める唐澤俊輔さん。唐澤さんのスタンスと経歴について、幼少時代から紐解いてお伺いしました。
vol.14仲山進也さん(後編) フラットなチームづくりに欠かせない「お題」の作りかた『まず、ちゃんと聴く。」ラジオ
「フラットな関係性で物事を進めていくっていうのに、みんなめっちゃ苦労してる気がします」という仲山さんのつぶやきの続きから、ヒエラルキーに慣れすぎている社会人は、話し合いを、物事をどう進め、決めていったらいいのか.....仲山さんがチームビルディングで大切にしている「お題」の話と、櫻井さんが語るエール社内、そしてエールのセッションの「問い」の設計の話が重なるところに見えてきたアプローチとは?
書籍
哲学する日本―非分離・述語制・場所・非自己
「日本的」とは何か?
ハイアールのイベント@中国に参加し、世界中の実践者に出会ったことで、この問いに改めて向き合っています。その1つのヒントが「述語の論理」ではないか。そう思ったことで、山本哲士の本を少しずつ読み進めています。本当に、少しずつ。