令三社の経営体制変更
令三社では、創業当初から「式年遷宮」と称して、3年ごとに「ゼロベースで考える」ことを提唱してきました。
想定よりも少し長くなりましたが、3年9ヶ月での「1回目」の式年遷宮として、2025年7月1日より株式会社令三社は経営体制を変更します。新たに長谷川遥さんを取締役として迎え、創業から取締役であった青野英明さん、嘉村賢州さんは退任します。
詳細はこちらの「経営体制変更のお知らせ」をぜひ御覧下さい。また、4人それぞれの想いは、以下の記事・鼎談に詳しく書かせていただきました。
「令三社」第一フェーズを終えて──創業メンバー3人が語るこれまでとこれから(山田裕嗣/青野英明/嘉村賢州)
“内的遷宮”という決断(長谷川遥)
創業からの想いである「世界の組織の進化に貢献する」ことは何一つ変わりませんが、それを「どのように世に表すか」というアプローチはこのタイミングで転換します。
「日本」と「世界」をつなぐこと。その活動をさらに伸ばしつつ、「探究」「実践」「発信」を循環させる。そのための活動を多方向に仕掛けていきます。
令三社/山田裕嗣
リサーチ
「組織モデル」の体系化
令三社では、これまで Case Series における日本国内の実践者インタビューや、Corporater Rebelsとのコラボレーションを通じて、国内外の数多くの先進的な実践事例に触れてきました。
こうした実践は、1社1社すべてが数多くの試行錯誤を通じて独自に発展したものであり、他の組織がそのまま真似できるものではありません。そこで、これらを整理することにより、再現性のある「組織モデル」としての体系化を目指します。
記事・イベント
【7/24@表参道】英語限定開催:ソース原理から見る「事業承継」のリアル
ソース原理のレンズからは、後継者への事業承継はどのように見えるのか―――?
会社の代表という「役割」だけでなく、その会社の源泉である「ソース」を次世代へどう引き継ぐか?そんな問いをテーマに、『ソース原理[入門+探求ガイド]』(英治出版)の著者であるステファン氏の来日に合わせ、表参道のMoon Creative Labにて少人数・対面で開催します。
【7/26@目黒】ソース原理と空海
タイトルだけでもう圧倒的にディープなイベントを、空海の研究者である渡辺和樹さんのお誘いで開催。しかも目黒の真言宗の寺院、という完璧なロケーションです。
個人的には、ここで語られるような「日本的」な文脈は、ぜひ英語圏に発信できればと思っています。
コンテンツ
組織を変える鍵「ソース原理」入門
「組織を変える鍵『ソース原理』入門」と題して、連続シリーズでソース原理を話します。初回はVOOX代表の松原さんと私、次回以降に一緒に翻訳した青野さん、賢州さん、それ以外にも色んな有識者・実践者を招いて対談させてもらいます。
「ソース原理が教えてくれる人生戦略とは」 | Forbes Japanインタビュー
今月発売のForbesの特集「10代と問う『生きる』『働く』『学ぶ』」の中でソース原理をご紹介。
「10代に向けて話してください」という初めてのお題は、いつもと違った切り口から、なるべくシンプルに話す機会になり、個人的にも良い経験になりました。
書籍
『村上春樹、河合隼雄に会いにいく』(新潮文庫)
2018年6月9日に購入した(Amazonの履歴による)この一冊が、15年ぶりくらいに河合隼雄に傾倒するきっかけになった。
当時は「自然(じねん)経営」という言葉を掲げ、どうすれば「日本的」な新しい組織観を洞察できるのかを模索し続けていた。その頃に出会い直した河合隼雄の著作は、西洋と東洋を架橋しようとする営みに貫かれているように感じた。日本の中空均衡構造と西洋の中心統合構造の対比に感化されたのもこの頃だ。
令三社の第2フェーズを始めるにあたって、改めて本書を読み返すことになった。