組織文化の捉え方
「組織文化とは?」を議論する機会がここ最近なぜか多かった。
「個人の集まり」から「持続性のある組織」へと変わる一つの要因が「文化の蓄積」だと言える。ただしそれが十分条件な訳ではない
“Culture eats strategy for breakfast”というフレーズがある(ドラッカーだと言われるが出典不明)ように、戦略も組織も、文化によって促進も制約もされる
組織文化は直接的に「変えられる」ものではない。ただし、時間軸を長く取れば意図的に「変化を促す」ことはできる
組織文化は「どこに宿る」のか?を考えると、「人の言動・思考が発露する瞬間」とも言えるし、その手前の「現実を解釈するフレーム」の時点で存在するとも言える
ソース原理を額面通りに受け取るならば、組織文化も「ソースが起点となっている」という回答になるが、一方でそれはまだ「何も表していない」とも言える
中国ハイアールの創業者は、人単合一モデルを語るときに「組織文化」という切り取り方を一切しない。あくまでも「人」のことだけを語る
自分が組織づくりの当事者であるときに、何らかの施策・行動を「組織文化を変える」ことを主目的に捉えたことは一度もない。「何に対して」働きかけるのかが分からないからだ。そして、どんな施策・行動でも、結果的に組織文化の変化にもつながる。
逆に、あらゆる施策・行動を考えるときに、その背景となる土壌としての組織文化は広く深く考慮する。
組織づくりにおける組織文化とは、「前提条件」であり「結果的に変わる」ものである。感覚的にはこの捉え方が近いのだが、どうにもまだ、良い位置づけ方を捕まえきれていない。
令三社/山田裕嗣
記事・イベント
【9/25@浜松町】世界の先進的組織実践とRenDanHeYi ZeroDXアワード2025報告会
RenDanHeYiリサーチセンターの主催する研究会の第1回として、
・人単合一に関する概要説明
・世界から70社以上がノミネートされるZeroDXアワードの報告会
をテーマとした研究会を開催します。
人単合一が世界でどのように実践されるのか、またそれ以外でも各国の先進的な組織運営についてご紹介します。
【9/13土@目黒】マネーワークと空海
ソース原理・マネーワークと空海を交差させて語ろうというユニークな試みの第二弾。今回は青野さんを登壇者に、「マネーワーク×空海」を深く掘り下げます。第一弾の「ソース原理×空海」も、様々な論点から掘り下げられる機会になりました(英語でポストしたサマリーはこちら)
【9/22月@オンライン】天外伺朗×ピーター・カーニック初対談 〜人類の次の意識レベルとは〜
元ソニー取締役にして、科学・医療・精神・社会変革を横断する思想家 天外伺朗(てんげ・しろう)と、マネーワークとソース原理の創始者であり、欧州を中心に意識変容の実践を伝えるピーター・カーニック。個人の内的変容に向き合ってきた二人の初めての対談が行われます。(残席わずかですがリアル参加も)
コンテンツ
組織を変える鍵「ソース原理」入門 『Ep.3 自律する組織はどのように生まれるのか?〜起業家インタビュー』
今回は、Backlog・Cacoo・Nulab Passなどのツールを手がけるヌーラボ代表・橋本正徳さんを迎え、起業家としてのソース原理の体現を深掘りします。 ホストはソース原理の実践者であり翻訳者でもある山田裕嗣さん。 山田さんは橋本さんを「創造の源を自ら担い続けている存在」と評します。ヌーラボという組織・プロダクト・文化を通じて、橋本さんは何を見て、何を守り、何を手放してきたのか。ソースであり続けるとは、どういうリアリティなのか。
書籍
『世界のほうがおもしろすぎた──ゴースト・イン・ザ・ブックス』(松岡正剛)
見かけるとつい手に取ってしまいたくなる、松岡正剛氏の著作。生前に「自伝になる素材として」かのように話された長編インタビューを収録した一冊。松岡氏の生い立ちから始まり、どのように彼が「情報」「編集」を扱い、そして「世界」にどのような眼差しと好奇心を向けてきたのか。多方面から質問を繰り返しながら、その曰く捉えがたい輪郭を浮かび上がらせるようなプロセス。
新しい組織づくりに関して取り組み始めてから、「日本的とはなにか」はずっと自分のテーマになり続けている。安直に東洋・西洋と二分するのでもなく、人類にとっての普遍に流れすぎるのでもなく。この「どちらでもなさ」こそが、松岡氏の捉え方にも感じる。





