AI時代の「3つの知性」
「AI時代の組織」みたいな論考の中で、本当に面白いと思えたのは、初めてかもしれない。
曰く、AI時代には3つの知性がある。
1つ目は人工知能(Artificial intelligence / AI)。ChatGPT、Claude、Geminiなどの生成AI。
2つ目は有機的知性(Organic intelligence /OI)。複数の生きたシステムによる、関係性の中で互いに感じ合う知性。
3つ目は根源的知性(Source intelligence / SI)。場全体から、これから立ち現れようとしているものを感知する知性。
AIは過去からのパターン予測であり、OIは関係性の中で複雑に絡み合った観点を読み解くことであり、SIはまだ立ち表れていない未来を察知する力。
ここからさらに4つのアテンション(注意)を整理し、それがそのまま集団的な振る舞いにおける4つのパターンへと展開する。
「人に対する洞察」が深く根付いている。そう感じさせられる記事だった。読み終わって唸ってて、初めて著者の名前に目が行く。
Otto Scharmer(オットー・シャーマー)。なるほど。そりゃそうか。
Leadership’s Blind Spot in the Age of AI
令三社/山田裕嗣
リサーチ
記事・イベント
【8/3@東京】AI時代のサプライチェーン マネジメントのあり方とは?ー経営、人・組織、事業、テクノロジーの観点から問うー
SCM(サプライチェーンマネジメント)と題されるイベントながら、名和高司先生が登壇し、「AIエージェント」「知識創造型SCM」「Agent Ready」「自律型組織」など、テクノロジーからも人・組織からも、これからの経営のあり方を考えるユニークな機会です。
【8/5@東京】立ち止まれる組織を再設計するには?自律の先を3つの問いから考える
JTのR&D組織「D-LAB」が主催する「立ち止まれる社会プロジェクト」の一環として、神保町のUnknown Unknownにてお話する機会をいただきます。
自律型組織は「立ち止まれる」のか?
自然な人間観から組織を設計し直すとは?
サバイブとアライブは両立するのか?
という3つの問いを起点に、ざっくばらんに対話させていただきます。
書籍
『AIはニュータイプの夢を見るか: 人工知能と想像力のあいだ』(三宅陽一郎)
ゲームAIの研究者・実装者であり、東洋的な世界観に基づくAIに関する論考に個人的にものすごく示唆をいただいている三宅氏の著作。今回は宇宙戦艦ヤマトからサイコパス、ブレードランナーから涼宮ハルヒに至るまで、様々な作品の中でAIがどのように扱われてきたか、そこにある「問い」は何かをどっぷりと考え続ける一冊。
こうしたコンテンツの圧倒的なインプットに基づき、それがさらにこれからのAIにどのように洞察が活かしうるのか。個人的には内容も面白かったのだが、それ以上に、この探求のアプローチとその熱量にただただ感化される一冊だった。




